政権が変わった場合のリスクやメリットはありますか?
その時の政権の政策でリスクもメリットも生まれます。
メリット・・政策よって経済状況が良くなる→不動産市場が良くなる
政策によって、不動産市場の景気が左右されるので、投資家に直接的・間接的に影響を与えます。
特に税制は、かなり市場に影響をもたらします。
良い例が1996年のクリントン政権下行われた、CapitalGainの所得税控除に関する政策です。
経済はもちろん、不動産市場が大変好況となりました。
2019年の現在でもその政策は続いています。
リスク・・政策によって経済状況が悪化→不動産市場が左右される!
ブッシュ政権下で、リーマンショックが起き、2007年に$200,500あった平均不動産価格が急降下、オバマ政権下で2012年$148,600まで下がりました。何とか景気回復、不動産価格は上昇していきましたが、First home Buyer(初めて不動産を購入する人)のための恩恵政策や、Harp Loan(低所得者、不良債権の救済のためのローン)という銀行にも恩恵のあった政策は、一年も経たないうちになくなる、といったこともありました。(不動産市場の救済と活性化にはつながらなかった)
さらに、トランプ政権になって、株価も上昇、不動産市場がさらに好況となり、現在に至ります。
現在のトランプ政権ー不動産市場に影響するメリットとデメリットー
・メリット
ー雇用を生むように、外国企業へ投資を促している
ーFRBに短期金利を上げないように進めている
・デメリット
ー所得が$160,000.00以上の人の税率が上がった
ー不動産の固定資産税の控除の比率が下がった
ーローンの無理な借り入れを増やさないため、不動産の多重ローンの場合の金利の支払い控除をなくした。
メリット、デメリットありますが、総合的に不動産価値が上昇するような景気対策が、トランプ政権で行われています。
日本人のような外国人投資家にとって、一見直接関係がない政策も、不動産市場に影響をもたらす場合があります。
特に税制や株価、為替については、ニュースをチェックされることをおすすめします。
その他FAQ
・アメリカに不動産を持つと有利になる理由を教えて下さい。 (日本よりアメリカの不動産を持つ方が有利ですか?)
・カルフォルニアの不動産投資はインカム狙いでは無く、キャピタル狙いと聞きました。 詳しく教えて下さい。
・日本とアメリカのローンの違いを教えて下さい。(ノンリコースローンについて)
・数年後に売却する場合のシュミレーションが日本より正確に分かると聞きました。 詳しく教えて下さい。
・アメリカの不動産を所有する事でグリーンカードを取得しやすくなりますか?
・日本と違い、アメリカはレインズの様な不動産向け情報が公開されていると聞きました。 本当ですか?